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2008/12/31

ナイアガラ・カレンダーを聴きながら年を越す



毎年、年の暮れが近づくと大滝詠一『NIAGARA CALENDAR』が聴きたくなる。
そういうわけで、ぼくはほぼ毎年このアルバムを聴きながら年を越してきた。大晦日に聴く「クリスマス音頭~お正月」は、なかなか感慨深いものがあります。

『NIAGARA CALENDAR』を知ったのは18、19才の頃だと思うのですが、このアルバムほど繰り返し聴いたアルバムは他にありません。(はじめて「泳げカナヅチ君」「座 読書」「クリスマス音頭~お正月」を聴いた時の衝撃といったら!)

1. Rock'n' Roll お年玉
2. Blue Valentine's Day
3. お花見メレンゲ
4. Baseball-Crazy
5. 五月雨
6. 青空のように
7. 泳げカナヅチ君
8. 真夏の昼の夢
9. 名月赤坂マンション
10. 座 読書
11. 想い出は霧の中
12. クリスマス音頭~お正月

さて、今年の3月には30周年記念盤『ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition』が発売されました。(ちなみにぼくは【先着購入特典】すごろくポスターが欲しかったので、Sony Music Shopから予約をして購入しました)このアルバムには、78年オリジナル・バーション(初CD化)と81年リミックス・バーション(※1)が入っています。『NIAGARA CALENDAR』は81年リミックス・バーションなので、ファンにとっては78年オリジナル・バーションを聴けるのがうれしいというわけです。
そういうわけで、今年は78年オリジナル・バーションを聴きながら年を越し新年を迎えることにしよう。

一度聴けばこのアルバムの「ノリ」はすぐにわかりますが、ブックレットの「ナイアガラ・カレンダー30TH 序文」から一部引用しておきましょう。
"七つの顔を持つ男"多羅尾伴内が大好きな大瀧詠一。プロデューサーとしては"歌のカレンダー"というアルバム・コンセプト、作家としては月にちなんだ12の楽曲を作る、歌手としては12パターンの歌い方をする、エンジニアとしては12種類のマイクを使うetc。今回のマスタリングでこのアルバムが一番"自分らしい"ものだと再確認致しました。まさにこれこそ《トータル・アルバム》なのだと、つくづく感じました。自信作です。
※1『ナイアガラ・カレンダー 30th Anniversary Edition』に入っている81年リミックス・バーションの「クリスマス音頭」はスペシャル短縮版になっています。なので、81年リミックス・バーションをちゃんと聴きたいという人には『NIAGARA CALENDAR』もあわせて購入することをおすすめします。

※当然ながら『ナイアガラ・カレンダー』以外のアルバムもおすすめです。まだ一度も聴いたことがないという方には『大瀧詠一SONGBOOK1』(compilation album)、『大瀧詠一 SONGBOOK2』(compilation album)、『NIAGARA CM Special Vol.1 3rd Issue 30th Anniversary Edition』あたりから聴いていくことをおすすめします。(ぼくの好みですが)

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Sony Music Online Japan : 大滝詠一
Ami-go Gara-ge
ほぼ日刊イトイ新聞 - 大瀧詠一さんと、トリロー先生の話を。

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