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2009/08/21

福沢諭吉展へ

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先日、大阪市立美術館で開催されている福沢諭吉展へ行ってきた。今年の1月頃『福翁自伝 (岩波文庫)』を読み始めたらあまりに面白かったので、読み終えた頃には福沢諭吉ファンになってしまっていた。ちょうどその頃、東京で福沢諭吉展が始まり、つぎに福岡、そしてこの8月にやっと大阪で開催というわけで、とても楽しみにしていたのです。

ぼくが一番見たかったのは、万年元年(1860)年サンフランシスコで福沢諭吉が写真屋の娘(シオドーラ・アリスといわれているそうです)と撮影した写真(これ)で、福沢諭吉が一緒に撮ろうと誘ったそうです。美術館で購入した図録の説明によれば、この写真はガラス板に像を焼き付け、裏に黒ニスを塗って白黒反転させる「アンブロタイプ」というもので、少女の頬と福沢諭吉の唇に彩色がなされているとのこと。(美術館で見た時は気がつかなかったけど、図録で見ると彩色がなされているがわかる)少女は正面を見つめているのですが、福沢諭吉は正面から少し外れたところを見つめていますね。
(図録では写真のサイズは縦10.8cm×横8.2cmとなっているけど、美術館で見た時はもっと小さかったような気がした)

福沢諭吉関連史跡マップ」を眺めていてちょっと驚いたのですが、地図の(エ)に「諭吉らが船に乗って豪勢に遊んでいる人たちに皿を投げてぶつけた橋」の紹介がありますが(ここは自伝を読んでいる時にマジかよとびっくりしたのを覚えている)、この難波橋は会社へ向かう途中、よく通る橋なのです。
あと、「適塾・緒方洪庵旧宅」もいつも下車する駅から近くなので、近いうちに行ってみたい。

2009年 福沢諭吉展 -慶応義塾創立150年記念-
適塾 — Osaka University

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